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失敗とラーメンの連続

彼女との初デートで電車に置き去りにされて振られた話

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【適応障害と躁鬱】新卒6ヶ月で会社辞めた話 - 怠惰なブログ

3年ほど前の話

精神疾患でボロボロになった僕は、日雇いバイト、短期バイトで食い繋ぎながら生活してた。
そろそろ正社員にでもなって、生活を安定させたいなと飲食店の面接に行き無事合格!!
勤務先は国内でも有数の観光地のど真ん中にある商業施設。
なかなか忙しいとは聞きつつ、初出勤。
まあまあハードだけど、おしゃれな飲食店なだけあって、男女ともに顔面偏差値高めっ
どんだけしんどくても顔が良い人と働くと、どんな疲れも7割減。
可愛いは正義
みんな可愛いけど、特に可愛いと思ったのが社員の女の子。
有名人で例えると、乃木坂46の遠藤さくら
僕の中では遠い親戚だと思っているくらいには似てる。
最初はめっちゃ可愛いなと思ってるくらいだった。

もっと話したいなと思っていた時、
その子が体調不良で休む日があった、心配になりつつもこれはLINEをするチャンスだと不謹慎だとは思いつつ、連絡!
それからLINEは途切れることなく続き、デートにこぎつけることに成功!!
一緒にふわふわパンケーキと食べ、ぶらぶらとウインドウショッピング、おしゃれなカフェでディナー。
最高の1日だった。
その子の顔を一生見つめていられた。
それぐらい可愛かったし、好きだった。

この気持ちを抑える事ができなくなった僕は、2回目のデートで告白することを決意する。
(早すぎな)

勝算はあった。

一つ目は、LINEを続けていく中で、ネタが尽き一度切ってからまた連絡しようと話を終わらせた。
しかしあの子は自分から連絡をくれた。

二つ目は、一度目のデートの時に行ったパンケーキの写真がLINEのタイムラインに設定されていた。
これは彼女からの好意を匂わせるものではないのか!?

三つ目は、気になっている人、好きな人の話になった時、名言を避けた。
明らかにお互いに共通する知人だ! 職場の人間だ!

そして、2回目のデートが始まった。
映画『リメンバーミー』をみて、柴犬カフェで犬たちと戯れる。
そして景色の綺麗な河原に連れ出した。
気持ちを伝えた。
『好きです。付き合ってください』

答えはすぐ来ない。

彼女はうなだれている。

悩んでる様子を見せた彼女をみた僕は、焦った。

あれ?失敗?

『YESかNO どっち?』
と答えを迫った。

『YESで‥』

晴れて付き合うことができた僕はウキウキ気分で日々を過ごしていた。

付き合ってからの初デート。
集合時間に1時間遅れてきた彼女に、特に不快感を抱くこともなく嵯峨嵐山へと歩を進めた。
渡月橋が有名な京都でも有名な観光スポットだ。
合致してから彼女の様子がおかしい。
なんだかずっとよそよそしいし、話も盛り上がらない。
カフェでオムライスを食べ、その後の予定は決まってなかったので嵐山を散策。
渡月橋に差し掛かったところで、僕はこのままではいけないと何を思ったか彼女の右手を握った。
彼女はそこまで驚いた様子はないが、手に温もりを感じず、あちらからの握力が強まるわけでもない。
橋を渡り切ったところで、僕は手を離した。というより離さざるを得なかった。
相手からの感情と考えが見えてこなかった。
橋を渡り切った先にあったくし刺しの団子が売ってあるような白塗りの茶屋に入った。
向かい合わせになっているテーブル席に腰を掛け、そこで温かいお茶と団子を2人でシェアした。
会話も途切れ途切れな中、彼女は『この後親と食事行くから帰るね』といい、僕は承諾した。
聞いてもなかった用事だったが、彼女がこの場を去るためについた嘘であることはなんとなくわかっていた。
嵐山から京都駅までは帰り道が一緒だったので、電車に乗り込み、向かい合わせの4名席に横並びで2人で座った。
気疲れなのか急に眠気が襲いかかってきた。
京都は終点なので寝過ごすことはないと思い眠りについた。

浅めの睡眠の中、『終‥‥京‥t 。終t‥京都〜。終点〜京都〜。』

京都に着いたみたいだ。
目をゆっくり開けると、乗客はみんな降りていた。
左横にいた相手に目をやると、、、いない‥‥

自分の今置かれている状況が一瞬理解できなかった。
なんで1人なのか。
電車の窓の外に目をやると、改札へと歩を進める人混みの中に彼女の姿があった。
あ、そういうノリか!

【ドッキリ】寝てる彼氏を電車に置き去りにしてみた!

駆け足で彼女の背中を追いかけ、『置いてくなよ〜!』と彼女の肩を冗談ぽく軽くこずいた。
すると、彼女はへへっとというだけで何も言わない。
泣きそうだった。
嫌われとる泣

家に着いてから、彼女にLINEで今日は体調が悪かったのかと送るが既読も返事もない。
電話もしたが出ない。Twitterは更新されていて
『私、何してるんだろ』

2日ほどようやく連絡が来た。
『まだ付き合うのは早かったかな。別れよ。』
空虚感が凄まじく、2日寝込んだ。
今思えば、彼女の顔しか見てなかった。
中身は見ず顔の可愛さで好きになってたんだろうな。
後々、人づたえで聞いた、僕と付き合った理由を『顔がかっこいいのと、優しかったから』と言っていたらしい。
あれから3年ほど経つが、彼女の顔が写った写真を写真アプリの非表示の欄にいれて隠し持っている。
僕はいまだに彼女の顔の可愛さから脱却できていない。